耳の役割
耳は、動物の器官の一つで、聴覚を司る主要な感覚器。
音波を受容し、それを神経に伝える構造をもつのが耳である。動物でこれをもつものの割合はそれほど多いわけではないが、脊椎動物
は全て耳をもっており、耳介や外耳道で音を拾い集め、振動する鼓膜の信号を神経パルスに変換して、蝸牛神経を通して大脳の聴覚中
枢へと送る。ほとんどの動物(哺乳類のこと、ヒトを含む)においては、五感を司る器官の中でも、耳は生まれたときすでに成体に近
いレベルまで発達している。これは、外界の危険を感じ取ったり、親とのコミュニケーション(ヒトの場合、特に言語)を維持・学習
するために必要だからと考えられる。
ただし、ヒトの聴覚は発育とともに徐々に発達していくものであるので、乳児は成人と同じ聴覚をもってはいない。音を感じることは
出来ても、それを周波数別に分別して音を理解する側頭葉の発育が不十分であるためである。検知はできるが、認知ができないのであ
る。よって、生下時に十分な聴力がなく音が聞こえない状態で育った人間は、たとえその状態が成人になってから良くなっても、音声
を理解することができない。脳で音声信号を処理することが出来ないのである。これは視覚についても同様のことが言える。
彫刻家の三木富雄は、耳の彫刻を生涯にわたって多数制作したことで知られる。
画家のゴッホは、自画像に描いた耳についての批判的な意見を気にしたあまり、自分の耳を切り取ったことがある。
耳の形はよく遺伝するので、DNAや血液型による鑑定が一般的になる前、親子鑑定に用いられていた。
耳の血流の変化は見てとりやすく、耳は(人によっては)心理的動揺が顕著に現れやすい部位でもある。俗に、興奮した際の比喩表現
として「耳まで赤くなる」というが、大抵の場合は顔面が紅潮するときは耳の血色もよくなっている。
柔道、レスリング、相撲等の組技格闘技をする人の耳殻は、こすれて内出血を起こしやすい。この状態を繰り返すうちに耳全体が腫れ
上がる現状が見られる。日本では耳が湧く、餃子耳と呼ばれ、英語ではカリフラワー・イヤーと表現される。この現象は個人差がある
。耳が湧いているからといって必ずしも練習を積んでいる、強いというわけではない。
上記の様な特殊な例を除き、成人に達した人間の耳は変化しない。まれに人物判断の材料となることもある。
多くの動物は耳を動かせるが、人間は耳を自分の意志で動かすことはできない。しかし人間でもまれに自分の意志で耳を動かせる人が
存在する。これは動物の名残といえよう。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
乳児は成人と同じ聴覚をもっていなく、成長とともに音を理解していくようです。
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